はじめに
今回Twitterのフォロワーからこのようなお悩みツイートを拝見しました。
おそらくアイロンがけをするのにどちらの向きで作れば上手にできるのかお悩みなのでしょう。
アイロンビーズに慣れてくると色んな作品を作ってみたいと思う反面作り方のイメージがわきにくいという初心者ならではのお悩みだと思います。
そこで今回アイロンビーズグッズの販売歴を持つ私が簡単にアルファベットのアイロンがけをする方法をお伝えします。
アルファベットが作れることでキーホルダーやドアプレート、また小物入れなどに着けるとアクセントにもなります。
またキーホルダーにして家族や友達のちょっとしたプレゼントにしても喜ばれるでしょう。
それでは始めましょう。

アルファベットは1文字ずつアイロンがけをする

今回は相談者と同じ「hello」を作ります。
初心者の方はアイロンがけを正確にするため一文字ずつアイロンがけをしましょう。
(ただしhelloの「l」のような面積が小さい文字は2つまとめてアイロンがけをしても構いません)
アイロンがけの際は裏面から行う
アルファベットを作る方に多い悩みが「アイロンがけをしても文字が見づらくならないか」という事です。
はっきり申しますと普通にアイロンがけをすると見づらくなります。
そのためアイロンがけは裏面から行いましょう。

裏面をアイロンがけするのに一番簡単な方法が画像のように文字を並べた後、もう一枚同じプレートを上にかぶせてひっくり返すことです。

ひっくり返したら上にかぶさっているプレートを外しましょう。
そうすると上記の画像のようになります。

そしたらアイロンペーパーをかぶせてアイロンを中温設定にします。
アイロンがけの後の作品は熱いため軍手の使用がおすすめです。(私は素手で作品を触りますが気をつけていれば問題ありません)
アイロンをしっかり温めた後にアイロンがけを行って下さい。

アイロンがけは裏面はしっかり、表面は軽くかける
アイロンがけをする際、ビーズの溶け具合の目安はアイロンペーパーに染み込むビーズの穴の大きさで判断します。
説明だけだと難しいため下の画像をご覧下さい。

こちらは裏面をアイロンがけした画像です。
ビーズの穴が1〜2ミリ程度でほとんど見えない状態です。
こちらは別の作品の裏面ですがアイロンがけの参考にご覧下さい。

特にキーホルダー等のアクセサリーにする方はビーズの連結部分が取れる可能性があるため裏面はしっかり溶かしておきましょう。
続いて表面です。

表面はビーズが取れない程度に軽くアイロンがけをしましょう。
作品は違いますがこちらも表面のアイロンがけの目安です。

溶け具合が心配な方は一度アイロンペーパーをはがして「なんとなく溶けて隣とくっついてる」と思ったらアイロンがけを終了しましょう。
裏面をしっかり溶かしているためよほど強い衝撃がない限り外れることはありませんし、これ以上ビーズを溶かすと綺麗に仕上がりません。

こちらが完成した表面です。

そしてこちらが裏面になります。
私はアルファベットだけでなく毎回この方法で裏面からアイロンがけを行います。
理由は裏面を最初しっかり溶かし表面を軽く溶かすためです。
そうすることで表面の見栄えが綺麗に見えるのでおすすめです。

大きい作品を作る際はアイロン後に辞書を乗せる
今回作ったアルファベットは大きさが4、5センチと小さいため辞書を乗せませんでしたが大きさが6センチ以上あるものはアイロンがけの後に辞書を乗せましょう。
辞書は直に乗せて大丈夫です。
辞書を乗せる理由は作品の形を整えるためです。
これをしないとある程度大きさのある6センチ以上の作品は形が反ってしまうため必ず行いましょう。
辞書がない場合はできるだけ厚めの本を乗せてください。
辞書は20分程度乗せれば作品の熱が冷めて固まります。

アルファベットでできる小物
アルファベットをアイロンがけした後はドアプレートや小物に付けることでインテリアのアクセントにできますが今回は一番簡単にできるキーホルダーとストラップをご紹介します。
使用するものは以下の通りです。
・キーホルダー → ボールキーチェーン
・ストラップ →ストラップ金具、丸リング(5ミリ)
ストラップに必要な二点は画像の通りです。

ストラップ金具と丸リングは手芸店で購入しましたがネット通販でも購入できます。
ミニサイズのアイロンビーズならストラップ金具のみでできます。

キーホルダーもストラップも最初に穴を通す場所をピンセットで広げておきましょう。

キーホルダーの完成です。

こちらがストラップです。
ストラップは最初に丸リングを通して丸リングの隙間にストラップ金具を付けます。
どの作品でも普通サイズのアイロンビーズだと最初から金具ストラップは付けられないため丸リングを先に通して作って下さい。
※アイロンがけをしていても作品に強い力が加わるとビーズが外れます。
もし制作中にビーズが外れたら外れた部分のアイロンがけを行えば大丈夫です。

さいごに
アルファベットのような「形を認識させたい作品」を作る場合、裏面→表面の順番にアイロンがけをすることが大事です。
アイロンがけは文字をしっかり認識させるために裏面はしっかりビーズを溶かし表面はビーズが外れない程度に溶かすことがコツです。
そうすることで誰もが分かる綺麗なアルファベットが完成します。
今回ご紹介した記事の他にも基本的なアイロンがけをまとめた記事、ハンドメイド作品の販売に関する記事もあるためあわせてご覧下さい。
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