1.はじめに
これからアイロンビーズを始める方は必要な道具は分かっていても具体的に自分に合った道具が探せずに不安を抱えたままアイロンビーズ制作を始める方が多いのではないでしょうか。
アイロンビーズ制作に必要な物をインターネットや知人などに確認しても簡潔に伝えることが多いため実際に道具を購入してやってみてもなかなか思うように上手くできない方をたくさん見かけます。
私もその中の一人です。
私の場合何度も作品を作りながらアイロンビーズの道具選びのコツを覚えていきました。
ここまでたどり着くのに時間も労力もかかりました。
今回はこれからアイロンビーズを始める方や道具を購入してアイロンビーズを始めたけどなかなか上手くできなくて困っている方へ少しでも気持ち良く、そして楽しく前向きにアイロンビーズ制作をしていただくためにアイロンビーズの道具選びのコツと注意点を説明したいと思います。
2.ピンセット選びの注意点
まずアイロンビーズ制作の中心を担う道具としてアイロンビーズ、専用プレート、ピンセットがあります。
その中でも最初に苦戦する場面がピンセットの扱い方です。
私もアイロンビーズを購入した時に付属の小さなプラスチックピンセットを使用しましたがなかなか上手くできず疲労と精神的ストレスだけが蓄積しました。
しばらく同じピンセットを使い作品を作りましたが一向に状態は変わりませんでした。
そんなある日、アイロンビーズ関連のブログ記事を読んだ時に「手芸用のピンセットでアイロンビーズをすると使い心地が全然違うのでおすすめ」との説明があったため試しに購入したところ本当に使い心地が全然違いました。
手芸用のピンセットの金額は700円位だったと思います。
それからは現在もずっと手芸用のピンセットを愛用しています。
アイロンビーズ制作にとってピンセットは人間でいう心臓と同じ位重要な部分です。
ピンセット選び一つでアイロンビーズ制作の未来が変わります。
もし手芸用のピンセットの購入が難しい場合でも枝が長くて先の細いピンセットを使うようにしましょう。
身近な例で言いますと救急用のピンセットが該当します。
そしてアイロンビーズを始めて「これからもアイロンビーズ制作に長く携わりたい」と思った方はためらわずに手芸用のピンセットを購入しましょう。
その位使い心地が違いますし今後色んな作品を作っていくのであれば作業のしやすさも重視していく必要があります。
3.アイロンビーズ選びの注意点
アイロンビーズは各メーカーで販売している物を使用しますがどのメーカーでもビーズは規格通りの大きさなので問題ありません。
ですが一つだけ注意点があります。
それは他社メーカーのビーズを組み合わせて作品を作らないことです。
理由はメーカーによってビーズの色合いが若干異なることと溶け具合も異なるため作品にムラができてしまうからです。
私も最初はビーズの色が不足したため違うメーカー同士のアイロンビーズで作品を作っていましたが他社のビーズ部分だけ溶け具合が異なり完成時に作品が凸凹してしまいました。
またある時は他社の淡色系ビーズを補充代わりに使用した際、色合いが若干異なり見栄えに違和感が出てしまったこともあります。
以上のことから他社同士のアイロンビーズを組み合わせて作品を作ることはおすすめしません。
他社のアイロンビーズを購入する際は他社同士を一緒に使用せずに分けて使用しましょう。
ちなみに私は普通サイズはカワダ社のパーラービーズ、ミニサイズはカワダ社のナノビーズをメインに使用してます。
他にも淡色系の珍しい色があると手芸屋でアイロンビーズを購入することもあります。
これからアイロンビーズを購入される方は作りたい作品の欲しい色のそろってるメーカーのアイロンビーズを購入するのがおすすめです。
4.専用プレート選びの注意点
アイロンビーズから作品の絵柄を形成するためには専用プレートが必要不可欠です。
これからアイロンビーズを始める方でまだ専用プレートを購入していない方は最初は四角プレート1枚で十分です。
理由はほとんどのアイロンビーズ作品の絵柄が四角プレート専用にデザインされているからです。
他の形の専用プレートを購入した方も最初は四角プレートを使用しましょう。
100均などで単品キットを購入している方は付属の専用プレートで十分です。
新たにチャレンジしたいと思った時に四角のプレートを購入して下さい。
他の形の専用プレートの使用は何個か作品を作って「他のプレートもやってみたい」と思った時で十分です。
理由は色んな形の専用プレートを買ってもアイロンビーズ制作が不向きだった場合に使用しなくなってしまうからです。
まずは四角プレート1枚。慣れて他にもチャレンジしたい場合に違う形の専用プレートを購入しましょう。
5.その他の道具選びの注意点
・クッキングシート(アイロンをかけてビーズを接着する際にアイロンにビーズが貼り付かないために間に挟んで使用してます)
おもちゃ屋やネット通販でアイロンビーズ専用ペーパーがありますが市販のクッキングシートでも代用できますしどちらを使用しても問題ありません。
一度に何度も使用できますが破れたりビーズの接着具合が悪くなったら替え時なので処分して新しいものを使用しましょう。
・アイロン(ビーズを接着するために使用します)
吊し物用のアイロンは直接当てないためビーズの接着効果が期待できません。
私も使用したことがないため実際の効果は分かりませんが直接当てるタイプのアイロンをおすすめします。(持ってない場合は身内や友人に借りましょう)
アイロンビーズを長く続ける方は直接当てるタイプのアイロンを購入して下さい。
・パーツ等(キーホルダーやストラップなどを作る時に使います)
キーホルダーやストラップ、安全ピンなどのパーツはほとんど100均でそろいます。
色合いや大きさなどでこだわりたい場合は手芸店の購入がおすすめです。
手芸店が遠方で購入が難しい方はネット通販に対応している手芸店もあるため諦めずに調べてみましょう。
また普通のネット通販で購入することもできます。
6.さいごに
アイロンビーズ制作に使う道具は誰でも準備することはできますが使用道具の選び方ひとつで制作作業の負担や精神的ストレスが違ってきます。
つまり道具選び一つで負担軽減の他に制作意欲や効率アップにもつながるのです。
また、金銭的負担をかけないためにも道具選びは最小限必要な物で十分間に合います。
「もっと色んな作品を作りたい」と思うようになった時に道具は少しずつ追加していけば十分です。
最後に趣味としてアイロンビーズ制作を続ける方はぜひ手芸用のピンセットを購入しておきましょう。
今回道具選びのコツについてご紹介しましたが経験者が使用する道具についても記事でご紹介しているため参考にご覧下さい。
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